COLUMN

2020.03.04

将来必ず役に立つ!小学生におすすめの習い事5選

せっかく習い事をするのなら、子供の将来を見据えて役に立つものをやりたいですよね。小学生から始めておくと、将来役に立つ可能性の習い事はたくさんあります。特に、小学生の子供は興味があることを習い事にすると、特別なスキルが身に付くだけではなく、学習能力や運動神経など、さまざまなことが身に付きます。子供の習い事選びで迷ったときは、ただ「楽しい」だけで終わる習い事ではなく、将来役立つものを選びましょう!ここでは、小学生におすすめの習い事を5つ詳しく紹介していきます。

数をたくさんやれば良いというものではない


小学生くらいの子供の場合、親が必死になっていくつもの習い事をさせる傾向があります。自分の子供に期待をしすぎている場合などには、特に習い事の数が増えるケースが多いといえるでしょう。しかし、習い事に関しては、たくさんの種類をやれば良いというものではありません。 小学生の場合は、毎日午後まで授業があります。そして、毎日宿題も出されるため、習い事の数が多すぎると、子供自身が疲れてしまうという弊害をもたらす恐れがあるでしょう。毎日習い事をしていることで子供が疲れてしまうと、日々の勉強に支障をきたすケースも見られます。子供の体力には個人差がありますから、無理のない範囲で習い事を選ぶことがポイントです。 また、子供は遊びを通して社会性や人間関係などを学んでいきます。小学生くらいの子供から遊びの時間を奪ってしまうと、自分で考えて行動したり、仲のいい友達と力を合わせて活動をしたりする機会がなくなる恐れもあるでしょう。特に、小学校の低学年くらいの子供は、遊びから得るものも多いため、「遊びたい」という欲求がある間はしっかりと遊びに時間を使っておくと、将来的に勉強などにも打ち込める可能性が高いといわれています。このように、小学生の習い事について考えるときは、子供の意思ややる気を尊重することが大切です。特に、習い事の数は親が独断で決めるのではなく、子供の意思に沿って無理のない範囲内にしておきましょう。 「子供にはいろいろなことを経験させてあげたい」という親心から、我が子にはあれこれ習い事をさせてあげたいと思う人も実際にはたくさんいます。しかし、子供の習い事選びで悩んだときは、同時に色んなものをやるよりも、ある程度絞って極めていく方が将来的に役に立つと心得ておきましょう。

(1)英語


英語は、昔から将来的に役立つ習い事の代表格といわれています。自分の子供が流ちょうな英語を話している姿を想像するだけで、夢が膨らみますよね。また、英語は今後さらなるグローバル化を考えると、当然重要になってくるもののひとつであるといえるでしょう。小学校の低学年くらいから英語に親しんでおくと、自然な言語感覚が身に付くという点も、大きなメリットといえます。 加えて、小学校で英語の授業が必修化されるという動きに伴い、「早いうちから英語に親しんでほしい」と考える親も多いようです。小学生の頃から習い事として英語に触れていると、将来外国の人とコミュニケーションをとることに対する抵抗も少なくなります。 また、小学校の英語教育義務化の流れを受けて、当然大学入試でも高い英語力が求められるようになるでしょう。従来のようなペーパーテストだけでなく、スピーキングの能力をテストするような試験を行う大学も増えることが予想されます。小・中・高を通して英語の履修時間が増加することは必至であるため、子供自身が楽しんで英語学習に取り組めるように、小学校のうちから英語に親しむ機会を設けることはとても大切なことです。 小学生が英語を習うときには、教室選びも重要な要素のひとつといえます。子供を対象とした英語教室には、いろいろなタイプのものがあります。そのため、子供の性格などに合わせて教室を選ぶことで子供の能力をぐっと伸ばすことができるでしょう。たとえば、体を動かすことが好きな活発な子供の場合には、遊び感覚で英語に親しめるカリキュラムを取り入れている教室を選ぶようにすると、子供も毎回楽しみながらレッスンに取り組めます。

(2)体操


体を動かすことが大好きで、活発な子供には体操の習い事も適しています。ニュースなどでは、子供の運動能力の低下に関連する記事をたびたび目にする機会もあるでしょう。しかし、小学生で体操を習っておくと、すべてのスポーツの基本になる体感や筋力を鍛えることができるというメリットがあります。また、体操はスポーツのなかでも一番難しいといわれています。そのため、小さい頃から体操に親しむことで、学んだスキルなどを将来的に取り組む可能性があるスポーツにも活かすことができるといえるでしょう。 小学生を対象とした体操教室などでは、鉄棒や跳び箱などを用いた基本的なものから、器械体操などを行う場合が多いようです。これらの運動を繰り返し行っていると、基礎体力がつくことはもちろんのこと、運動神経も良くなります。さらに、体操をすることで体感を鍛え、バランス感覚も養うことができるでしょう。加えて、個人技のイメージが強い体操ですが、なかにはチームで息を合わせてチャレンジする競技もあります。このような場合、チームプレーを通して協調性なども身に付けることが可能です。 さらに、体操を習っているというと、技術的な部分の向上ばかりが期待されます。しかしながら、小学生くらいの子供が体操を通して適度な運動をすることで、免疫力アップや規則正しい生活リズムを作るなどのうれしい効果も期待できるでしょう。 また、小学校の体育では、鉄棒や跳び箱などの授業があります。小学生くらいになると、体育への苦手意識を持っている子供も見受けられるのが現実です。幼い頃から体操をしていると、バランス感覚や柔軟性などが身に付いていることから、体育の授業にも積極的に取り組むことができるといえます。

(3)学習塾


学歴が重要であることは、今後も変わりません。そのため、学習塾は小学生におすすめの習い事の1つとして挙げられます。学習塾というと、習い事のイメージとは少々異なるかもしれません。しかし、幼い頃から勉強をする習慣を身に付けておくことは非常に大切なことです。学習塾というと、「お受験」というイメージが根強いですよね。たしかに、受験を考えている人にとっても、学習塾は欠かせないものです。しかし、現代では学習塾を利用することで、まずは勉強する癖を付けることを目的としているケースも多く見られます。受験をするかどうかにかかわらず、毎日の学習を通して将来的な学力の土台作りをしておくことは重要なことといえるでしょう。 また、学習塾を利用すると、勉強時間が増えたり、クラスメイトと切磋琢磨できたりするなど、他の小学生から刺激を受けることができる点も大きなメリットのひとつです。ひと口に学習塾といっても、さまざまなタイプがあります。たとえば、進学塾や少人数指導塾、個別塾などがあり、それぞれ目的が異なるのが特徴です。勉強の仕方がわからないのか、学年上位の成績を目指しているのかでは、利用する学習塾もおのずと異なってくるでしょう。そのため、学習塾の利用を検討するときには、自分の子供の学力や目的に応じたものを選ぶことがポイントです。 さらに、学習塾に通う場合は、子供自身が勉強することの必要性を理解しておかなければならないケースも見られます。具体的には、中学受験を考えているような場合には、小学4年生頃には学習塾に通っているケースが多いようです。小学生の頃に効率の良い勉強法を身に付けておけば、社会に出てからも要領良く仕事を進めていくことができるようになるというメリットもあるため、習い事選びの1つとして学習塾も候補に加えておくと良いでしょう。

(4)ダンス


ダンスは、人気が急上昇中の習い事のひとつです。ダンスは子どもが楽しみながら積極的に体を動かすことができることができる点が、最大のメリットといえるでしょう。音楽に合わせて踊ることでリズム感を養い、さらに俊敏性などの運動面での成長も期待できます。加えて、ダンスを通してチームワークの大切さや、積極性なども学ぶことができる点は、ダンスを習うことのメリットです。 また、中学校の授業でダンスが必修化されたことも、習い事としてダンスの人気が高くなっている理由の1つといわれています。ダンスの経験がまったくない場合、授業で急に踊るのは想像以上に難しく、容易なことではありません。「子供にリズム感を身に付けて欲しい」と思うのであれば、まずは体験教室などを活用してみると良いでしょう。 また、ダンスは比較的月謝も安いことから、小学生が始めやすい習い事のひとつです。ただし、ダンサーになることや芸能界入りを目指す場合には、週に1回のレッスンでは不足していると感じる人も多いでしょう。特別な事情がある場合には、レッスンの回数が増えるケースがほとんどであることから、月謝も高くなる傾向にあるようです。 さらに、習い事として始められるダンスには、さまざまなジャンルがあります。具体的には、ヒップホップやバレエ、日本舞踊、ジャズダンスなど多くのジャンルがあることがダンスの魅力でもあります。特に、テレビなどではヒップホップを目にする機会があることから、ダンスに関心を示す子供も多いでしょう。ダンスは男女問わず、子供が興味を持ちやすい習い事であるため、小学生の頃からはじめてみると良いでしょう。

(5)プログラミング


プログラミングは、多くの親が関心を持っている習い事のひとつです。IT化が進む現代では、プログラマーの需要が急増しているという背景があります。大人になってからではなかなか身に付かない難しい知識や考え方も、小学生の頃から慣れ親しんでおくことで、すんなりと理解できるようになります。また、2020年より、小学校でプログラミングの必修化されることを文部科学省が発表しました。この点も、プログラミングが小学生の習い事として注目されていることを後押ししているといえるでしょう。 さらに、文部科学省がプログラミングの必修化を進める理由のひとつに、IT業界の人材不足が挙げられます。今後もIT関連のビジネスはますます拡大していくと予想されているにもかかわらず、人材不足が懸念されているということは、経済にも大きな影響を及ぼすでしょう。そのため、小学生の頃からプログラミング教育を推し進めていく必要があるのです。 しかし、プログラミング教育を受けたすべての人が、プログラマーを目指すというわけではありません。プログラミングの習い事を通して、思考力や問題解決能力などを身に付けることも大きな目的のひとつとされています。プログラミングの学習で養われた論理的思考は、将来的にさまざまなシーンで役立つことが期待されているのです。 プログラミングの習い事に興味がある場合は、プログラミングスクールなどの利用を検討してみましょう。プログラミングスクールの数はまだ少ないといわれていますが、年々増加の傾向にあります。習い事としてプログラミングスクールを利用する場合には、子供の負担を考慮しながら、無理なく通える範囲内にスクールがあるかどうかなどを確認したうえで、まずは一度体験入学してみましょう。

子供の興味を優先させて習い事を絞る


幼い子供の習い事を決める場合には、親主導で習い事を決めてしまいがちです。特に、子供が小学生くらいになると、親が子供の苦手分野をなくそうとして、習い事を決める傾向にあります。また、親が子供に期待しすぎるあまり、習い事の数を増やしすぎることも、問題があるといわざるを得ません。 子供自身がまったく興味が持てない習い事を始めたとしても、継続して通うことは難しいという問題があります。子供が興味あって、なおかつ楽しいと思える習い事でなければ、スキルを身に付けることはおろか、将来的に役立つレベルになるまで意欲を持って取り組むことはできないと親は認識しておく必要があります。 子供の習い事で悩んだときは、子供の興味を優先させることが大切です。小学生くらいではまだ、将来的に役立つかどうかの判断を自分自身で行うことは困難であるという側面があるでしょう。そのため、興味を示しているもののなかで、親が将来的に役立つものを厳選していく必要があります。小学生で自分の意志表示がはっきりとできている場合には、子供の意思を尊重して習い事を絞っていきましょう。そして、無理なく通える範囲内に教室があるかどうかをチェックすることもポイントです。各教室で行っている体験入学を活用してみると、教室の雰囲気や講師の質などを見極めるのにも役立ちます。親は、子供が楽しく通える環境作りを徹底することも大切と心得ておきましょう。