ダンスとは?
歴史や種類(ジャンル)から振り付け
上手くなる方法まで徹底解説
ダンスとは?
歴史や種類(ジャンル)から振り付け
上手くなる方法まで徹底解説
自己表現や仲間とのコミュニケーション、ダイエットなど、さまざまな目的で世界中の人々に愛されている「ダンス」。
ダンスに興味を持っている人や、練習を重ねているのに上達せず悩んでいる人なども多いのではないでしょうか。ダンスといっても、その種類は実に多彩。どれが自分に向いているか、どのような振り付けかはそれぞれ異なります。
そこで今回は、ダンスの種類をはじめ、それぞれの振り付けの特徴や上達のポイントまで幅広く見ていきましょう。
ダンス基礎知識
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ダンスとは?その定義・概念は?
ダンスには多種多様な動きや目的があるため、明確な定義があるわけではありません。
一般的には、楽器などの伴奏に合わせたリズミカルな動きの連続により、何かを表現をしたりコミュニケーションを取ったりする行為を指すことが多いです。
動きの型やルールも一律ではなく、それぞれの表現方法や衣裳、振り付けなどによって数多くのジャンルがあります。現代では宗教的儀式や場を盛り上げるパフォーマンス、競技の一環などさまざまな用途によって世界中で親しまれています。
ダンスの歴史と多様性
古代エジプトの豊穣を祈る踊りや子孫繁栄を願う踊りなどが最古のダンスだと言われているものの、明確な起源は明らかになっていません。
これが現代のベリーダンスのもとになったとされており、王のために踊る女性たちの姿が絵画としても残されています。
ベリーダンスは各地を流浪するジプシーたちによって広められ、各国で独自に発展するダンスの基礎にもなりました。また、それとは別に世界中でその地独自の踊りが自然発生しており、さまざまなジャンルへと発展を遂げています。
たとえば、中国で発展した、演劇と音楽をミックスした「伎楽」という楽舞。日本書紀によれば、612年に日本に伝わった際にはすでに「伎楽」という呼び名が付いており、ほかの踊りとは異なるジャンルとして区別されていたことがわかります。
さらに、17世紀に誕生したバレエは、18世紀になると伝統よりも自由な表現を重んじる「ロマンティック・バレエ」へと発展しました。それまでお金を稼ぐための仕事のひとつだったダンスが、芸術へ変化したきっかけだと言えるでしょう。このように、ダンスと言ってもそのジャンルや性質は実に多様であり、奥深いものなのです。
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ダンスの種類(ジャンル)
ロック
動きの途中で、ピタリと止まるようなポーズを取り入れたダンスです。発祥は1960~1970年代のアメリカで、ドン・キャンベルというダンサーが当時流行していたダンスをうまく踊れず、止まってしまったことから誕生しました。まるで鍵をかけたように動きが静止する様子から「ロック」「ロッキン」などと呼ばれています。代表的なポーズは、激しい動きの中で急に体を固める「ロック」、腕を上げて手首をくるりと回す「トゥエル」、指をさす「ポイント」などが挙げられます。指さしやキック、タッチなど日常の何気ない動作を取り入れたようなコミカルな振り付けが多いのも特徴です。
ポップ
「ポッピング」「ポッピン」などとも呼ばれる「筋肉を弾く」という意味を持つダンスです。体のさまざまな部分の筋肉を活用し、それぞれが異なる動きを見せるのが特徴です。有名なものだと、あのマイケルジャクソンが躍ったことで一躍脚光を浴びた「ムーンウォーク」もポップの一種。パントマイムや日常のちょっとした動作などを取り入れたユニークかつ幅広い表現力が魅力で、世界でも人気の高いジャンルのひとつです。アレンジ次第で個性が強く出る面白さがあり、ソロやアドリブで披露されることが多いです。
ヒップホップ
数あるジャンルの中でも特に知名度と人気があるダンスであり、時代や音楽に合わせた何種類もの踊り方があるのが特徴です。もともとは1970年代の黒人のストリートカルチャーを意味する言葉であり、ヒップには「カッコいい」、ホップには「跳躍する」という意味があります。一般的にはヒップホップ音楽に合わせてリズムを意識しながら踊りますが、ほかのジャンルの要素を取り入れたり、体を好きなように動かしたりするなど、自由度が高く幅広い表現が可能です。
レゲエ
ジャマイカで生まれた、レゲエミュージックに合わせて踊るダンスです。お尻や腰を振る、足を大きく開くなどセクシーな動きが特徴で、衣裳も露出が多いのが特徴。主に女性ダンサーが踊りますが、現代では男性にも親しまれています。三点倒立など体全体をダイナミックに使う振り付けが多く、体力や筋力、柔軟性などさまざまな要素が必要です。本場ジャマイカでは毎年世界一のレゲエダンサーを決める大会が開催されており、2002年には日本人女性が優勝するという快挙を成し遂げました。
バレエ
ヨーロッパで誕生した、歌詞やセリフを用いない舞踏劇です。その歴史は古く、1400年代のヨーロッパの宮廷から始まったと言われています。音楽に合わせて体をしなやかに動かし、跳躍や回転などを用いてさまざまな物語などを表現します。1800年代には足の裏を使わずつま先で立つ「ポワント」という技法が生み出され、バレエの代名詞ともなりました。音楽やテクニックに厳格なルールがある古典的なクラシック・バレエだけでなく、ルールに縛られず自由な表現を可能にするモダン・バレエもあります。ほかにも、ファンタジー色や演劇性の強いロマンティック・バレエなど数多くのジャンルがあり、それぞれ踊りの印象が異なるのも特徴です。
ブレイキング
一般的に「ブレイクダンス」と呼ばれる、激しい動きが特徴のダンスです。1970年代のアメリカで、アフリカ系やラテン系の若者たちによって生み出されました。立ったまま踊る基礎的な「エントリー」、地面に手をついてステップを踏む「フットワーク」、遠心力によって体を回転させる「パワームーブ」、ダンスの仕上げに体を停止させる「フリーズ」の4つの型で構成されているのが特徴です。もともとはギャング同士の抗争の平和的な解決手段として発展した背景があり、観客やダンスバトルの相手を挑発するような振り付けもよく見られます。
日本舞踊
忘れてはならない日本の伝統的なダンスであり、古典芸能である歌舞伎から派生した舞踊です。当時、歌舞伎は男性しか演じることを許されておらず、江戸城の大奥で女性たちがこっそり歌舞伎の真似をして楽しんでいたことが起源だと言われています。着物を着て髪を結い、扇を使ってさまざまな役になりきって表現するのが特徴で、スッと伸びた姿勢や楚々とした立ち居振る舞いなど見た目が美しいこともあり、お稽古事としても人気が高いです。三味線など伝統的な音楽に合わせて踊る「古典」のほか、現代音楽を用いた「新舞踊」「創作舞踊」などに分かれており、現代では200もの流派が存在すると言われています。
フォークダンス
世界各国で伝統的に踊られている、その土地ならではのダンスの総称です。つまり、日本の伝統的な阿波踊りや盆踊りなども、広い意味ではフォークダンスになります。現代では欧米で踊られる民族舞踊を指すのが一般的で、たとえば「マイムマイム」「ジェンカ」「オクラホマミキサー」など日本人に馴染み深いものも多いです。狩りの成功を祝い、仲間同士で手を取り合って踊ったことが起源とされており、厳格なルールや型は存在しません。皆が同じ目的で楽しく踊ることが重視されており、表現力や美しさよりも一緒に踊る人と一体感や連帯感を得ることが大きな目的とされています。
ポールダンス
ポールは「柱」という意味があり、床と天井をつないだ円筒状の柱を昇り降りしながら踊るのが特徴です。1968年にアメリカのクラブでパフォーマンスの一環として披露されたのが最古とされ、やがて世界的歌手のマドンナが自身のコンサートに取り入れたことで普及しました。ポールに腕や足を巻き付けながらまるで曲芸や体操のような複雑な動きを見せ、美しいボディラインをアピールします。腕や足だけで全身を支えてポージングするため、華やかな見た目の一方で強靭な筋力とバランス感覚が必要です。
カポエイラ
ブラジルへ連れてこられた黒人の奴隷たちが編み出したとされる踊りであり、格闘技と音楽、ダンスが融合したスポーツの一種でもあります。諸説ありますが、何かと制限の多かった奴隷たちが音楽に合わせ、踊りにカモフラージュした格闘技を練習していたのが起源とされており、ブラジルでは国技として親しまれるようになりました。足技をメインとして、まるで円を描くように技と技をつなぎ、音楽に合わせてアドリブをきかせたアクロバティックな動きをするのが特徴です。本来はスポーツですが、ストリートダンスなどに取り入れられることも珍しくありません。
ジャズ
バレエのような優雅な動きと、リズムを重視し自由に表現するヒップホップの特徴を兼ね備えたようなダンスです。1920年代のアメリカで、黒人のダンサーがジャズ音楽に合わせて踊ったのが始まりだと言われています。ポジショニングやターンなど細かい部分にバレエの技が用いられてはいるものの、厳格なルールや型はありません。ライブのバックダンサーやミュージカル、テーマパークのショーなどで多用されているため、見たことがある人も多いでしょう。誰でも気軽に挑戦しやすいジャンルなので、初心者にもおすすめです。
タップダンス
靴の裏側に特殊な金属板を付け、ステップを踏むたびに音を鳴らしながら踊るダンスです。踊りだけでなく、音楽までをも自分で表現できるという点はタップダンスならではの魅力であり、ほかのジャンルではほとんど見られません。ビートを刻むことを重視した「リズムタップ」と、体全体の動きを音楽に合わせることを重視する「ミュージカルタップ」の2種類に大きく分かれており、同じジャンルでも印象が変わるのが特徴です。踊りだけでなく、音楽までをも自分で表現できるという点はタップダンスならではの魅力であり、ほかのジャンルではほとんど見られません。
フラメンコ
スペイン南部で誕生したダンスですが、実は踊りのみを指す名称ではありません。踊りにギターの伴奏と歌が加わり、三位一体となって初めて完成するのがフラメンコであり、踊りだけの場合は「バイレ」と呼びます。バイレはヒラヒラとした衣裳をまとって床を強く打つようなステップを踏み、ブラッソという手の動きでさまざまな表現をするのが特徴です。数多くの種類や独特なリズムがあるため一定の技術力が必要であり、基本を覚えるまで時間がかかるかもしれません。
アニメーション
ポップから派生したダンスであり、アニメーションのコマ送りのような動きがベースになっているのが特徴です。体を関節ごとにバラバラに動かしたり少しずつ動かしたりすることで、見ている人にスローモーションやコマ送りのような不思議な感覚を与えます。見た目としてはロボットダンスに近く、基本的にポップのように激しい動きやステップを見せることはありません。日常生活では目にしないような関節の動きやポージングをすることも多く、その技術の高さに驚く人が多いでしょう。
アルゼンチンタンゴ
その名の通り、南米アルゼンチンで誕生したペアダンスの一種です。男女がペアを組み、上半身を密着させながら音楽に合わせて優雅にステップを踏みます。激しい動きなどはなく「歩く」動作が基本になっており、男性がリードして女性がフォローしながら即興的に踊るのが特徴です。即興ゆえにミスや失敗をする心配がなく、お互いの意図を汲み取りながら、まるで会話を交わすかのように踊りを楽しめるので初心者も挑戦しやすいでしょう。
フラダンス
正式には「フラ」と呼ぶハワイの伝統的なダンスであり、独特のゆったりとした音楽に合わせて腰や手を揺らしながら踊るのが特徴です。神にささげる神聖な儀式でもあり、その歴史は1000年以上にも及ぶと言われるほど。神への祈りを唱える詠唱や音楽、歌と踊りが融合した総合芸術として、ハワイはもちろん世界中の人々に親しまれています。現代版フラである「アウアナ」と古典フラである「カヒコ」の2種類がありますが、一般的にフラと言えばアウアナを指すことが多いです。
モダンダンス
アメリカで1900年代のはじめに誕生した、感情などを自由に表現する踊りです。女性ダンサーであるイサドラ・ダンカンが伝統的なバレエの衣裳や型にとらわれず、ゆったりとした衣裳を身にまといながら裸足で踊ったことで広まりました。堅苦しい従来のバレエに反発して誕生したジャンルであるものの、もとはバレエダンサーが踊っていたため随所にバレエの技術や動きが取り入れられています。物語性よりも感情表現、足技よりも上半身の動きを重視している点などがバレエとの違いです。
ポストモダンダンス
主に感情を表現するモダンダンスとは違い、日常的な運動をパフォーマンスとして見せるための踊りです。普段の何気ない動きのひとつひとつがダンスの一部であり、トレーニングや才能の有無にかかわらず誰もがダンサーになれるという考えのもとで、身体的な表現のみが追及されました。踊っている様子を見ると、脈絡のない動きを淡々と続けているように思えますが、その動きは実に複雑。つい目が離せなくなってしまう不思議な魅力を知ることができます。
社交ダンス
燕尾服とドレスをまとった男女がペアとなり、お互いをリード・フォローしながら一緒に踊るダンスです。1100年代にもともと民衆の間で親しまれていたワルツがヨーロッパの宮廷に取り入れられ、上流階級の人々が踊るようになったことが起源とされています。社交ダンスの中でもワルツやサンバ、タンゴ、チャチャチャなど数多くの種類があり、その動きや魅力は実に多彩です。現代でも社交の場で活用されるだけでなく、技術や見た目の美しさを競う競技としても人気を集めています。
タヒチアンダンス
南太平洋の楽園と呼ばれる、タヒチ・ポリネシア諸島で古くから親しまれている伝統舞踊です。露出の多い衣裳を身にまといながらボディラインをアピールするような艶美な動きをするのが特徴で、フラの原型になったとも言われています。伝統的な打楽器のリズムに合わせて腰を激しく振りながら踊る「オテア」と、ウクレレなどに合わせて優雅に踊る「アパリマ」に分かれており、同じジャンルでも見た目の印象は大きく異なります。
コンテンポラリーダンス
1980年代にフランスで誕生した、比較的新しいダンスです。バレエやモダンダンスと似た動きも多いですが、とにかく「自由」を追求しており、決まった型や衣裳などはありません。既存のジャンルに属さない踊りを指したり、さまざまなパフォーマンスが実験的に取り入れられたりすることも多いです。音楽やリズムに合わせる必要がない、どのような方法や動きで何を表現しても構わないなど、ハードルが低いため初心者にもおすすめです。
チアダンス
ほかのスポーツを応援するチアリーディングから発展したダンスであり、スポーツ競技としても人気があります。踊りの部分に焦点を当てたものなので、チアリーディングのようにアクロバティックな動きは見せません。踊りの技術や振り付けの構成、表現力やチーム全員の一体感などが重視されます。定番ともいえるポンポンを持って踊るポンダンスに加
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ダンスの魅力
楽しみながらの運動でダイエット効果も!
音楽に合わせて踊るダンスは、ウォーキングやスイミングなど単調にこなすだけの運動と比べて刺激があり、楽しさや面白さを感じやすいです。しかも全身を使った有酸素運動であり、ジャンルによっては非常に激しい動きをします。踊り続けるうちに基礎体力が向上するだけでなく、運動量が増えることでシェイプアップにつながることも珍しくありません。運動が長続きせずいつもダイエットに失敗してしまうという人は、楽しみながら運動できるダンスが特におすすめです。
練習を通して仲間が増える!
教室に通ったりチームに所属したりして踊りを習う場合、一緒に踊る仲間たちとコミュニケーションを深めることができます。同じ趣味や目的を持つ人々と練習を重ねることで、より親近感がわき、交流も増えていくでしょう。踊りを習うのは若者に限ったことではなく、子育て中のママや第二の人生を楽しむシニアまで実に幅広い世代がいます。練習を通して普段は知り合えないような相手と交流を持てるのもダンスの大きな魅力です。
自分に自信を持てる!
ダンスには、誰でも簡単に踊れるものから高度な技術が必要なものまで、幅広いジャンルやレベルがあります。練習を重ねることでより難しいジャンルを踊れるようになったり技術が上達したりすれば「自分もやればできる!」「才能があるかも」と大きな自信を持てるようになるでしょう。また、言葉がなくても動きを通して自己表現できるため、恥ずかしがり屋や口下手な人が自分の気持ちを伝える手段としても向いています。
リズム感や運動能力の向上
ダンスは全身を使った運動であり、体の各部位をバラバラに動かすことも珍しくありません。ほとんどのジャンルは音楽に合わせて踊るため、リズム感や音楽的感性も必要になります。練習を繰り返すことでこれらのスキルが自然と向上し、柔軟性や運動能力、リズム感やバランス感覚など、スポーツに欠かせない要素を総合的に鍛えることができるのです。このため、現代では吸収力が高い幼少期からダンスを習わせ、将来に備えようとする家庭も増えてきました。もちろん、成長してからでも遅すぎることはありません。根気強く練習を重ねることで次第にうまく体を使いこなせるようになるため、大人のスキルアップにもおすすめです。
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ダンスがうまくなるための方法・コツ
基礎練習を徹底する
YouTubeやテレビでカッコよく踊るダンサーたちを見ていると、とても自然かつ簡単そうに踊っているように見えます。このため、ダンスを始めればすぐにあのように上手に踊れると思いがちですが、もちろんそんなはずはありません。しっかり知識を覚えて応用しないとテストで良い点数が取れないように、ダンスだって基礎を身につけて練習を重ねなければ上達はあり得ないのです。基礎的な練習の中には地味であまり楽しくないものも多く、やりたがらない人も多いかもしれません。
しかし、基礎練習はすべての技や動きの根幹になるものです。基礎練習がきちんと身に付いていなければ、動きが不自然でキレが出ず、観客に「下手だな」という印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。アイソレーションやリズムトレーニング、ストレッチなど、動きの基本となる動作を毎日継続して練習することが大切です。上達は練習量や時間と比例するため、空いた時間を積極的に練習に費やすことをおすすめします。上手なダンサーの真似をする
身体の動かし方や振り付けを上達させるには、「お手本」を真似ることも大切です。たとえば字の練習をする場合、お手本となる文字を横に並べたり、なぞったりしながら練習しますよね。模範となる美しい字を意識することで、鉛筆の動かし方や字のポジショニングを学ぶのです。それと同じで、ダンスもお手本となるような熟練のダンサーの動きを観察し、真似をすることが上達への近道となります。自分が憧れるダンサーや競技会で上位を獲得したことがあるダンサーなどを対象に、体をどのように動かしているか、どのような振り付けを用いているかなど、細かい部分まで注目・分析してみてください。
分析できたら、それを特に意識して自分の踊りに取り入れてみましょう。真似だけでなく応用までできるようになれば、スキルは自然と上達するはずです。自分の動きを録画する
ダンスを上手に踊るには、ステップや振り付けなど体の各部位をイメージ通りに動かす必要があります。しかし、実際に踊っているとリズム取や次の振り付けなどで頭がいっぱいになり、細かい動きがおろそかになってしまうことも珍しくありません。自分ではイメージ通りに踊っているつもりでも、実はそうではない場合も多いのです。このため、自分が踊っている様子を動画で録画し、こまめにチェックしてみましょう。客観的に自分を見ることで、自分がイメージ通りに動けているかどうか確認できます。
動画なら体のすみずみまで何度でもチェックできますし、上達していく様子を記録として残せるのでモチベーションアップにも役立つでしょう。目で見るだけでは忘れやすいので、気付いた点をノートなどに書き出すのも効果的です。リズム感を鍛える
ダンスは音楽に合わせて踊ることが多いため、音楽のテンポを理解し、テンポに合わせた動きをする必要があります。テンポと動きがズレてしまうと、たとえ技術があったとしても観客に違和感を与え、「下手だな」と思われてしまう場合もあるのです。このため、まずは自分が踊りたいジャンルの音楽をたくさん聴き、共通するリズムや音の流れなどを体に覚えさせましょう。リズムを理解できれば、どのタイミングでどう動けば良いか把握できるので、音楽にマッチしたカッコいいダンスができるようになります。
基礎からリズム感を鍛えたい場合は、メトロノームの音に合わせて手を叩いたり、体を動かしたりする方法もおすすめです。余計な音がなくリズムだけに集中できるので、リズム感に自信がない人でも勉強しやすいでしょう。わざわざ購入しなくても、スマホアプリで利用できるメトロノームもあるので探してみてください。筋肉・体力・柔軟性を鍛える
軽やかな見た目からは想像しにくいですが、ダンスをうまく踊るには一定の筋肉も欠かせません。技を美しく決めたり、キレのある素早い動きをしたりするためには、動きに耐えうる筋力が必要だからです。このため、動きの練習だけでなく、姿勢や技をキープするために欠かせない体幹の筋肉を中心に、筋トレも行うようにしましょう。ただし、あまりに筋肉を増やすと軽やかさやキレが失われてしまうため、ムキムキになるまで鍛える必要はありません。また、キレを保ったまま最後まで踊りきるには、体力を向上させることも大切です。ランニングなどで基礎体力を付け、最低でも5分程度は息切れなく踊れる程度の持久力を鍛えるようにしましょう。
さらに、ダンスで欠かせないのが柔軟性です。柔軟性を高めることで可動域が広がり、より大きく、しなやかな動きが可能になります。技の完成度にも影響するほかケガ予防にも役立つため、柔軟性を高めることはとても大切なのです。リラックスして大きく動く
ジャンルにもよりますが、基本的にダンスはリラックスした状態のほうが何かと上手な印象を与えやすいです。リラックスすることで体をより大きく、自然に動かせるようになりますし、ゆったりした状態から筋肉を収縮させることでより緩急がつくため、キレも際立ちます。ところが、初心者の場合は踊る際につい力み過ぎてしまい、イメージ通りに動けないという人も珍しくありません。これはうまく踊ろうとするあまり、自分でプレッシャーをかけて筋肉が緊張したり、リズムを取りにくくなったりするためです。緊張状態では動作も小さくなりがちで緩急もつけにくく、全体的にぎくしゃくした残念な印象のダンスになりやすいのです。
最初からリラックスするのは難しいかもしれませんが、何度も練習を重ねたり、人前で踊ったりして経験値を積み、リラックスしながら踊れるように工夫してみましょう。ダンススクールに通う
最近はYouTubeなどでダンスの練習動画が数多くアップされており、それを参考に独学で踊り始めたという人も多いです。しかし、動画はあくまでもダンサーが自分の伝えたいことを教えているだけであり、その人に必要な練習や課題の見極めをしてくれるわけではありません。練習を続けたとしても、うまく踊れているのか、上達しない原因は何なのか自分で把握するのも難しいでしょう。このため、上達を目指すなら独学よりダンススクールに通うことを検討してください。プロのインストラクターから指導を受ければ、踊りの正しい技術を学べるだけでなく、一緒にレッスンを受ける仲間たちと切磋琢磨しながら練習に打ち込めるため、より早く上達する可能性が高いです。
また、スクールは定期的に発表会や競技会へ出場しており、達成感や自身も得やすくなるでしょう。まずはスクールである程度の基礎を身に付けて、その後YouTubeなどで技を磨いていくという方法がおすすめです。目標を立てる
ダンスの上達には、目標を立てることも効果的です。今日、1カ月、1年など区切りごとに、今の自分から見て少しだけ難しい目標を設定しましょう。「1日3時間練習する」「コンテストに出場する」「ウインドミルができるようになる」など、内容は何でも構いません。目標があると、人は達成に向けてモチベーションを保ちやすくなります。ダンスの上達には毎日の練習の積み重ねが何よりも大切であるため、モチベーションを保つことはとても重要なのです。目標に向かって根気強く練習を続けていけば、自然とスキルは上達していくでしょう。ただし、あまりにもハードルの高い目標を設定してしまうと、途中で挫折しやすくなるため注意が必要です。
個性・笑顔が溢れる
ETCダンススクール
ETCダンススクールは個性・笑顔が溢れるダンススクール!
初心者(ビギナー)から経験者(レギュラー)、子供(幼児・キッズ)から学生や社会人の大人まで
気軽にレッスン体験でき、楽しくダンスを楽しめる場所です。
店舗情報
ETCダンススクールは東京(池袋校・金町校・町田校)、神奈川(川崎校・センター北校・上大岡校・藤沢校・横須賀校)、
千葉(本八幡校)、埼玉(越谷校)の全10校を展開しています。
ダンスジャンル
ETCダンススクールはHIPHOPをはじめとする豊富なダンスジャンルのレッスンを展開しています。
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HIPHOP
- ストリートダンスの中でももっともポピュラーなダンスの一つ
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GIRLS HIPHOP
- 「女性らしさ」や「女性ならではの身体使い」を活かした動きが特徴的なダンス
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R&B HIPHOP
- 歌詞やリズム、メロディーの音に細かく合わせた振付けで踊るダンススタイル
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JAZZ HIPHOP
- ジャズダンスをベースに、ヒップホップの要素を融合させたジャンル
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JAZZ
- バレエの優美な上品さとヒップホップで身体全体を使った表現豊かなダンス
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Club JAZZ
- ジャズダンスをベースにクラブで踊れるようなダンス
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シアタージャズ
- 大劇場で踊っても見栄えのするミュージカルダンス
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HOUSE
- ディスコ音楽を元に発展したハウスミュージックに合わせて踊るダンス
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LOCKING
- 1970年代全米の大人気ダンス番組「SOUL TRAIN」がきっかけで誕生したジャンル
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POPPING
- オールドスクールに分類されるストリートダンスの一つ
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SOUL
- ストリートダンスの基本のダンスであり、そして歴史の深いダンススタイル
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ANIMATION
- POPPINGから派生したダンスで人形のような動きをするのが特徴
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BREAKING
- 1983年の大ヒット映画「フラッシュダンス」で世界中に広がったジャンル
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アクロバット
- ハンドスプリングやバク転などの高度な技を取り入れたダンス
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K-POP
- 思わず真似したくなる振付やコリアンポップスのキャッチーな楽曲が特徴
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THEME PARK
- 観ている人を笑顔にする。観ている人に幸せを届けることが重要視されるダンス
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ヒールダンス
- その名の通り女性を綺麗に見せるハイヒールを使って踊るジャンル
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バレエ
- クラッシックバレエやモダンバレエの総称で筋トレ効果のあるジャンル
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体操教室
- 全てのダンスの基本「自分の体を思い通りに動かす能力」を高めるジャンル
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リズムトレーニング
- リズム感を高めて、パフォーマンス力を向上させるトレーニング
インストラクターによる
ダンス動画
ETCダンススクールのインストラクターによるダンス動画です。初心者から経験者まで、ぜひ動画でダンスレッスンをお楽しみください。
ヒップホップダンス練習動画
初心者の方向け
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【初心者からのダンス 基本ステップでかっこよく踊ろう!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE WORKOUT
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【初心者からのヒップホップ 基本ステップを組み合わせよう!!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE WORKOUT
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【初心者向け!HIPHOP シンプルなステップで大きく踊ろう!!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【初心者向け!HIPHOP 3つのステップを組み合わせて気持ちよく踊ろう!! 】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【初心者向け!HIPHOP アイソレを使って気持ちよく音にのる!グルーヴ!! 】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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経験者の方向け
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【経験者向け!HIPHOP かっこよく、アップテンポな振付に挑戦してみよう!! 】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【経験者向け!HIPHOP 音をカラダで表現しよう!!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【経験者向け!HIPHOP 音の雰囲気に合わせて踊り方を自分でアレンジ!!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【経験者向け!HIPHOP 細かい音どりに挑戦してみよう!! 】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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【経験者向け!HIPHOPメリハリをつけて、かっこよく踊ろう!!】30分間おうちで楽しくダンスレッスン!|DANCE LESSON
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ジャズダンス練習動画
初心者の方向け
ETCダンスインストラクター
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ETCのオリジナルプログラム
「ダンス初心者の為のスクール」として20年の歴史を持つETCダンススクールが、独自のカリキュラムで展開するダンスレッスンをご紹介。
3歳~小学6年生までを対象にした「キッズクラス」では、ダンスを始めたキッズたちが、常に新しい目標を持ち、
着実に上達できる「キッズ進級制度」を導入しています。
また、中学生から社会人の大人の方を対象にした、ダンス初心者・未経験者の為の「はじめてのHIPHOP」クラスでは、ダンスをする為に必要なカラダ作りと基本のステップを軸に、周りがみんな初心者の環境で、無理なくゆっくりダンスを楽しめます。ETCの中でも1番人気のダンスレッスンです。